2022年7月31日
今回は蔵王の夏の高山植物を場所ごと(標高の高い順)にご紹介してみます。
コマクサ(駒草/ケシ科ケマンソウ亜科コマクサ属の多年性草本)
蔵王では熊野岳に向かう馬の背コース付近に群生していたり、さらに登った山頂付近にも眼下を見下ろすように咲いています。
他の植物が生育できない厳しい砂礫地帯に生育する貴重な植物で「高山植物の女王」ともよばれています。
~花言葉 「気高さか」「高嶺の花」
キンコウカ(金光花、金黄花/キンコウカ属の多年草)
いろは沼湿原入口から歩くこと10分、池塘の畔に咲き誇るキンコウカが見られます。
和名の由来は花が金色に輝いて美しいことからだそうです。
~花言葉 「威厳」「物忘れ」
イブキジャコウソウ(伊吹麝香草/シソ科イブキジャコウソウ属)
竜山の中腹に蔵王温泉街を一望できる展望台があり、その足元にはたくさんのイブキジャコウソウが咲いていて、その香りの良さを楽しむ人もいらっしゃるとか
細い茎が地面を這うように伸び、一見すると「草」のようで、名前にも草が用いられるが、冬季も地上に枝葉が残る「木」の仲間です。
~花言葉 「勇気」「潔癖症」
アジサイ(紫陽花/アジサイ科アジサイ属の落葉低木)
蔵王温泉街にも高山植物ではありませんがアジサイが咲きます。
温泉街のいろんな所に咲いてますのでさがしてみてください。
原産地は日本で、観賞用に広く栽培され多くの品種が作り出されています。
~花言葉 「移り気」「浮気」……最近では「家族団らん」
~番外編~
食虫植物も少しご紹介します。
モウセンゴケ(毛氈苔/モウセンゴケ科モウセンゴケ属)(画像上)
イロハ沼付近に自生(生育)しています。
葉の縁および表面に粘液滴を腺毛を持ち小型の昆虫を捕えます。
~花言葉 「セレナーデ」「無神経」
ムシトリスミレ(虫取菫/タヌキモ科ムシトリスミレ属)(画像下)
地蔵岳の東斜面にある木歩道の畔によくみられます。
花は一見スミレに似ているが花弁が合着している。葉の表面は天辺に粘液の球をつけた細かい腺毛で覆われ粘りつけられ動けなくなった虫を消化吸収するそうです。
~花言葉 「幸福を告げる」「欺きの香り」
いかかでしたか?
蔵王温泉は温泉街から山頂までは標高差もありいろいろな植物がみられます。
蔵王にお越しの際はぜひ、観賞してみてください。