2021年12月29日
スキーのジャンプ競技をご存知でしょうか?飛行距離と美しさ・ダイナミックさを競う、観戦ウィンタースポーツの花形とも言える競技です。
蔵王ジャンプ台は、昭和53年の建設後、日本で初めてのインタースキーを皮切りに、3回の冬季国体、国際蔵王ジャンプ大会や女子ワールドカップ等、数多くの大会を開催してきました。
これまでも数回の改修を重ねてきましたが、当初の建設から30数年を経過し劣化が著しく、ワールドカップ開催時の整備作業等においては多大な労力と危険を伴っている状況にあり、また、平成26年2月に開催された「やまがた樹氷国体」においても、安定した競技運営を行う必要があったことから、平成25年度にFIS(国際スキー連盟)の最新ルールに合わせた大規模改修を行い、最新のクーリングシステムを備えた助走路に生まれ変わりました。
平成27年度には、ジャンプ台の通年利用による「競技施設としての有効活用」と、「観光資源としての活用」を目指し、平成25年度改修時未着手の着地斜面(ランディングバーン)改修とサマーヒル化工事を実施しました。
また、悪天候による大会不成立のリスクを軽減するため、照明設備を設置しました。工事完了によって、FISの最新基準に則した国内唯一のサマージャンプ台となり、平成28年度の雪解け後から現在まで、サマージャンプ台としても、多くのご利用をいただいています。
平成27年12月には、施設の魅力向上を図り、地域の活性化に寄与していくことを目的として、ネーミングライツ(施設命名権)を導入しています。
ふだんなかなかみる機会がないスキージャンプ台。実際に見てみませんか?
蔵王ジャンプ台は温泉街から徒歩約15分。上り坂になりますが、足を運ぶだけの価値はきっとあるはず!
蔵王温泉にお越しの際は、ぜひアリオンテック蔵王シャンツェにお立ち寄りください。