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なぜ? 蔵王温泉でジンギスカン

蔵王温泉ファンに脈々と愛される、名物料理「ジンギスカン」をご存知でしょうか?
温泉街を歩いているとのぼり旗や看板があちこちに。
ジンギスカンは蔵王温泉のイチオシメニューなのです!
蔵王温泉初の方には是非ご賞味いただきたい逸品。なぜ蔵王温泉でジンギスカンなのか、歴史や食べ方までお伝えします。

蔵王温泉が発祥!? ジンギスカンの歴史

特殊な鍋で焼く“蔵王流のジンギスカン”は、一体どのようにして生まれ、今に伝えられているのでしょうか。
昭和初期の山形では、羊毛生産のため多数の羊が飼育されていました。当時、蔵王地区に住んでいた日本綿羊協会会長が、羊毛生産の技術交流を目的にモンゴルに渡ったところ、円盤状の鉄かぶとで肉を調理している姿を目撃しました。
時が流れ昭和20(1945)年頃、化学繊維の普及で羊毛需要が急激に少なくなり価格が暴落しました。その際、羊毛農家の救済措置として、日本綿羊協会会長がモンゴルで見た光景をヒントに羊肉料理が推奨されました。
鋳物生産が盛んな山形市銅町で羊肉料理専用の鉄かぶと型鍋が開発され、現在の蔵王温泉の「鉄鍋ジンギスカン」スタイルが生まれたとされています。
中央が盛り上がり溝の刻まれた丸いかぶと型の鍋。
その後、昭和34(1959)年に蔵王で冬季国体が行われた際、選手たちにジンギスカンが振舞われ、口コミにより全国へ広まったのです。
重厚感のあるたたずまいが、不動の蔵王温泉名物としての歩みを物語っています。

脂肪燃焼効果が高くヘルシーな羊肉

羊肉に多く含まれるL-カルニチンは、効率よく脂肪をエネルギーに変えることができます。
その量、牛肉の約3倍、豚肉の約9倍。加齢とともに減少するL-カルニチンを補うことができるため体質改善にも役立ちます。
さらに羊肉は鉄分やビタミンB群も豊富な上に低コレステロールなので、ダイエットしたい方はもちろん、体を鍛えている方、カロリーが気になる方にもおすすめです。

これぞ蔵王温泉流!ジンギスカンの食し方

鍋にラードをのせ、油をなじませます。
野菜類は端に寄せ、お肉は中央で焼きましょう。
かぶと型の鍋に沿って肉汁がつたっていき、野菜の甘みを引き立たせてくれます。
鍋の中央は火が通りやすく、羊肉は焼きすぎると固くなってしまうのでよく見ていてくださいね。
焼いたお肉はタレにつけて肉厚で柔らかなジンギスカンを堪能してください。
ご飯に合うことはもちろん、お酒とも相性抜群です。
羊肉は脂の融点が高く体内に吸収されにくいため、満足感がありながらもさっぱりと味わうことができます。

「羊肉はあまり食べたことがない」というあなたも、旅先でいつもと違う美味しさを味わってみませんか?
今回は蔵王名物のジンギスカンについて紹介しました。
蔵王の温泉とともに、蔵王流のジンギスカンもぜひお楽しみください。

取材協力先:蔵王温泉「ろばた

取材:山形大学フリーペーパーサークル Y-ai!編集部